少し前だと、TVドラマ版の『私立探偵 濱マイク』最終話「ビターズエンド」に、とても重要な幼馴染みの仲間役としてゲスト出演しています。NHK大河ドラマ『龍馬伝』にもゲストとして出演しています。
俳優として見られてしまうことも多いですが、長年活動しているロックシンガーで、音楽界・芸能界にも熱烈なファンが多いです。
この曲は1996年に7thシングルとして発売されました、2002年に出されたベストアルバム「TWIN VERY BEST COLLECTION」にもシングル版が収録されています。
ピアノの弾き語りで、とても暖かく、優しさを感じる曲です。しゃがれた独特な声で、語りかけてくるように歌います。
”いつでもここにいるから
帰って来ていいんだよ
そう思えばあとひとつふたつ
できる我慢もふえるでしょ がんばれがんばれ
長い雨がやっと上がったから
犬と散歩をしてきたよ
ちっちゃい頃のお前のまねして
水溜りで遊んだよ
気が強いくせになんだか
泣き虫だったね
ポロポロ涙こぼれてるのに
泣いてなんかないっていいはって がんばれがんばれ
はやいようで
長いようで
これまでも
これからも”
(SION「TWIN VERY BEST COLLECTION」より歌詞引用)
疲れてしまっている時や、寂しくなってしまっている時に聴くと、本当に聴き入って涙が出てきます。
SIONは1960年生まれで現在63歳です、本当に長い年月活動されています。
良い時ばかりでは決してなかったんだろうと思います。
最初、山口市内のライブハウスで弾き語りで活動し、1979年19歳の時に上京します。
上京後はバンドでも活動し、デモテープを作ってはレコード会社に送っていましたが声のかかることはありませんでした。
その間も、曲は作り続けていたそうです。
1985年に自主制作でアルバムを出し、その翌年にメジャーレーベルと契約します。
6年間どう過ごしていたのか、想像するしかありませんが、きっと恵まれた環境や満足のいく生活ではなかたんじゃないかと思います。
それでも目標を見て、がんばり続けた。
がんばる事は、時にとても大変なことでもあると思いますが、SIONの歌う「がんばれがんばれ」を聴くと、なんだか、がんばってみようかなという気持ちになります。