90年代のメロコア・ハードコアと呼ばれるシーンにおいて、ひと際異彩を放っていたバンドの一つがこのBRAHMANです。2ndアルバム「A FORLORN FOPE」からの1曲。
どことなく民族的なメロディラインに、静と動を合わせ持ち聴衆を引き込んで激しいライブをするバンドです。
AIR JAM 2000にも出演し、良くも悪くも伝説となった「聴衆のフェンス越え」を引き起こしました。当時のライブ客は、ライブでは前に行って踊るのが当たり前でイス席では満足出来ない人が多くいました、前に行きたいという思いが高まり、ラストのHi-STANDARD前のBRAHMANの時に、聴衆はフェンスを越えてスタンドエリアに駆け込みました。
自分もその場にいましたが、すごい光景でした。
”焦る果ての波風の無きもの
月日耐える枯れ身には届かぬ
やがて下がる面上げて
激つ思い 行きたくて止まらず
其処に立つ
歪みとなる意義の
忘れぬその慰みの姿
今も探す 何処でも”
(BRAHMAN「A FORLORN FOPE」より歌詞引用)
フェンス越えをした聴衆は、おそらくやってはいけない事をやってしまった。しかし、あの場にいて、どうしても前に行きたいという思いを抑えることが出来なかった。
東日本大震災の時、如何なるボランティア団体も、警察が発行した通行証を持っていなければ現地に入ることが出来ないという状況がありました。本当に大事なことはなんなのか、ルールとはすごく難しいものだと思います。
BRAHMANのヴォーカルTOSHI-LOWは、震災後すぐに現地へ行きボランティアをしていました、もちろんルールは守って入っていったと思いますが…。
AIR JAM 2000の時、実は自分も聴衆の流れに乗ってスタンドエリアに入ってしまった1人ではあります…。若かったです…。自分がハイスタのライブに行けたのは、AIR JAM 2000、2012、2013の3回です、そのうちスタンドエリアでおもいっきり踊れたのはAIR JAM 2000の1回きりです。今でも鮮明に覚えています。
更新お疲れ様です!
返信削除ルールというのはホントに難しいですよね。
「みんなが危なくないように、きちんと行動できるように」ってのと、「俺たちはこうしたいんだ!」とのせめぎあいだと思います。
法律でもなんでもでもそうでしょうし、これからもそーゆー齟齬はあるんでしょねー( ・ω・)
竜巻轟々助さん
削除ありがとうございます。
ルールは難しいです、世の中を見ても一部の人間だけが得をするようなものもありますし。
punkや体制に対して反抗的な音楽をレベルミュージックと言ったりしますが、物事に直面したらしっかりと考えるのが大事なんでしょうね。